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9月でコロナ治療薬の全額公費終了?10月からの自己負担は?

こんにちは

私は医療関係の営業をしており、

本日はコロナ関連の情報を提供したいと思います。

 

日本でもまだまだ大流行しているコロナウイルスですが、最近はニュースでの報道が減ってきているような気がします。

そのコロナウイルスですが、皆さんは治療薬があることはご存知でしょうか?

www.tokyo-np.co.jp

*引用

治療薬が出始めた頃は、基礎疾患がある場合・高齢で重症化のリスクが高い方のみ処方されておりましたが、最近は軽症の患者から使える飲み薬もあるんです。

しかも、国が公費として負担してもらえるので、これまでは患者負担は薬代は0円でした。

なので実質的な患者負担は検査料や解熱剤などの負担だけで季節性のインフルエンザと同程度の自己負担額でした。

 

しかし、今月15日、厚生省は他の病気との公平性から、10月以降はコロナ治療薬にも患者に一定の自己負担を求めることを発表したのです。

10月からの自己負担額の上限

  • 医療費が3割負担の人 9000円
  • 医療費が2割負担の人 6000円
  • 医療費が1割負担の人 3000円

あくまでも上限額になりますので、薬剤によって異なります。

日本で承認されている主な経口薬は3種類

  • ゾコーバ(エンシトレルビル) 
    1治療あたりの費用 約5万2000円
             
  • ラゲブリオ(モルヌピラビル)
    1治療あたりの費用 約9万9000円

  • パキロビット(ニルマトレルビル・リトナビル)
    1治療あたりの費用 約9万4000円

治療薬の処方状況

現在、治療薬の処方状況としては、全ての病院・クリニックがこの治療薬を処方されているわけではありません。


どちらかと言えば、処方されていない医療機関が多いです。


理由としては、通常承認されている薬剤よりも安全性データや効果判定のデータが少なさすぎることや、最近まで処方医が患者さんに同意書を書いてもらわないといけないなどの面倒さがあることが挙げられます。(現在はゾコーバ以外は同意書不要)

ただ、現在は安全性データや効果のデータも少しづつ増えてきており、有効性もある程度期待できます!!

特に高齢者や基礎疾患を持っている重症化リスクが高い患者さんにはコロナ感染は命に関わる病気なので、絶対に飲んだ方が良いと思います。

私の周りでも治療薬を処方してもらった人とそうでない人では予後が大きく違う印象があります。飲まなかった人は治るまで高熱が続いたいり5日以上症状が続いて、熱が引いた後も後遺症で咳が長く続いていたりしますが、飲んだ人は3日程度で熱も下がり、後遺症もなく回復している人が多い印象です。ただし、発熱後すぐに治療薬を飲まないとあまり効果が期待できません。(ウイルス量が増えないうちに治療薬を飲まないとあまり効果はない)

治療薬はどこにいけば処方してもらえる?

先ほど、治療薬はどこでも処方されているわけではないとお伝えしましたが、ではどこでもらえるのでしょうか?

方法として一番早いのは、ご自分のかかりつけ医やかかりつけ薬局に問い合わせをするのが一番手っ取り早いです。
かかりつけ医やかかりつけ薬局がない場合は近くの耳鼻科・呼吸器科で処方されている可能性が高いので、そこに問い合わせをしてみてださい。(通常の内科でも処方しているケースはある)

かかりつけ薬局では、患者様=お客様なので、そこで取り扱っていなかったとしても処方されている医療機関を教えてくれる可能性は高いです。

 

まとめ

高齢者・基礎疾患を持った患者さんへのリスク軽減のためにコロナ治療薬は必要です。

とはいえ10月からは自己負担も発生するので、処方してもらう際にはリスクと負担額を十分に検討する必要があるようです。

ただ、命より高いものはありませんので、例えば私の周りの感染者で重症化リスクが高い人には迷わず治療薬を処方してもらうことを勧めます。

皆さんも、自分自身はもちろん、大切な人を守るために、正しい判断をしていきましょう!